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  • 執筆者の写真毛利仁洋

インドの「2019-2020暫定予算」9


17 関税と貿易


・36の資本財の関税を廃止し、資本財、製造部品、輸出に関する免税を導入し、関税第65条の下での一か所のみでの入管手続きを導入した。インド関税は輸出入包括的なデジタル化を導入した。


18 ブラックマネーの廃貨


・過去4年半の反ブラックマネー施策によって、1.3兆ルピーが課税され、押収され、5,000億ルピーが差し押さえられた。名義が偽装された690億ルピーの資産や160億ルピーの国外資産が差し押さえられた。33.8万のペーパーカンパニーが登録を抹消され、役員も無効となった。2017-2018年度に税収は18%伸び、初めて税務申告する人が1,060万人増えて課税ベースが広がったのは、ブラックマネー対策による。


(つづく)

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インドの「2020-2021予算案」(7)

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