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  • 執筆者の写真毛利仁洋

Doing Business Index 2020

世界銀行が2019年10月24日に公表した、Ease of Doing Business Index 2020によると、インドは、前年から14位順位を上げて63位となりました。5年前の2014年には142位でしたので劇的に向上していることがうかがえます。


ランキングを上げた主な要因は、建設許可、電力供給、倒産破産制度、国際間取引の分野です。2014年に国民会議派からBJPに政権が以降し、モジ首相の下、日本で言うと経済産業省に当たる省庁が主導し、様々な改革(過去5年で27改革)を行った成果と見ることもできます。


ところで、日印包括的経済連携が2011年に締結されて間もなく10年になりますが、協定発効後10年間で往復貿易額の約94%の品目が関税撤廃されます。既に100%外資が自動認可される事業分野が拡大されており、ビジネスのしやすさランキングの向上と合わせて考えると、今後、日本企業がインドで事業展開を行う上で強力な支援となりうると思います。


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